数年来の念願だった、次代を担うライターのための学校です。
なぜライターの学校なのか? どうして次の世代のライターを育てようとしているのか?
端的に言うなら、 わたしたちバトンズが、 ライターという仕事に誇りを持っているからです。 その誇りをこれからも持ち続け、 より多くの人たちと分かち合いたいからです。
わたしたちの価値観を共有し、 技術を受け継ぎ、みずからそれを日々磨き、 共に歩んでくれる仲間を見つけ、育てること。 それは、どんなコンテンツをつくることよりも大切な、 わたしたちの使命だと考えています。 そうした仲間たちの存在がコンテンツ業界の未来を変え、 ひいては世界を変えていくのだと、 確信しているからです。
長い時間をかけ、教科書も準備しました。 密度の濃いカリキュラムと フィードバックの体制も用意しました。 厳しい講義になることは、いまのうちから断言しておきます。 しかし、ほんとうに自分を変える気で臨んでくれれば、 まったくあたらしい未来が待っていることも、 お約束します。
自分を変え、10年後の世界を変えましょう。 この学校を通じて、わたしたちも変わります。 batons writing college 開校です。
batons writing collegeでは、2021年4月に刊行された『取材・執筆・推敲』を教科書としながら、ライターに必要な「取材」「執筆」「推敲」の具体について講義を進めていきます。本(書籍)の原稿、インタビュー原稿、対談原稿、エッセイなど、これからのライターに求められるさまざまなスタイルの原稿について、その本質を考えていきます。
batons writing collegeは、定員30人を予定しております。ただし、その講義は1対30でおこなう一方的なレクチャーではありません。全8回にわたる講義では、毎回課題の提出があり、それに対する濃密なフィードバックを全受講生に対しておこなっていきます。1×30の講義ではなく、一人ひとりに寄り添ったマンツーマンの対話(フィードバック)が30人分あるのだと考えてください。
batons writing college最大の特徴とも言えるフィードバック。その内容は、おおきく「原稿の総評」と「細部への添削」に分かれます。また、インタビュー原稿に関しては取材音源と文字起こしも提出していただき、音源を聴いた古賀から(原稿だけではなく)インタビューそのものへのフィードバックもおこなっていきます。おそらく今後のライター人生で、これほど真剣で、濃密で、クリエイティブなフィードバックを8回も受けとる機会はないはずです。
さらに、毎回提出していただく課題は、フィードバックを含め、全受講生で共有します。仮にひとり当たり4枚のフィードバックがあるとして、30人分だと最低でも毎回120枚以上。それが全8回にわたってくり返されるわけですから、卒業時には合計1000枚以上もの原稿とフィードバックを共有することになります。この「1000枚のフィードバック」は、『取材・執筆・推敲』以上に価値を持つ、本校オリジナルの教科書となるでしょう。
フィードバック、具体的にいえば朱入れ(添削)は、よくない原稿を正解のかたちに「直してもらう」作業ではありません。文章そのものや書かれた対象、書き手の思考までを深く「読む」行為——いわば、1対1の「取材」——をふまえて、「こうしたらもっとよくなるんじゃない?」「ここ、考えることをサボってるよね」、あるいは「こういうところがすばらしい!」と伝えてもらうプロセスです。
その朱を受けとることで、自分には見えていなかったものに気づく。その気づきを重ねることで、読み方がわかる。読者としての目が鍛えられ、結果的に書き手としてもパワーアップできる、というわけです。
「1000枚のフィードバック」で手元に戻ってきた真っ赤な原稿に、気圧されることもあるかもしれません。でも、ひとつひとつの朱におどろいたり、膝を打ったり、悔しくなったりするなかで、ライターとしての成長を感じられるはず。ちょっとハードなトレーニング、ぜひたのしんでください。
共有された課題原稿を読むなかであなたは、「こんな書き手がいたのか」「わたしもこんな原稿を書けるようになりたい」と思える誰かと出会うでしょう。仰ぎ見るような大先輩ではなく、自分の身近に、目標(またはライバル)となる誰かを見つけていくでしょう。ひとつの仕事を長く続け、自分を律していくうえで、師を見つけること以上に大切なのが、尊敬する友を見つけることです。本校で半年以上に及ぶセッションを駆け抜けた30人は、きっと生涯の仲間となり、友となってくれるでしょう。われわれ運営サイドも積極的に受講生同士が交流できる機会を設け、サポートしていきます。
batons writing collegeに、入学資格はありません。ライター未経験者であっても、学生の方々であってもかまいません。選考基準とさせていただくのは、みなさんの本気度とポテンシャル。ここでの本気度とは、「自分を変えようとする気持ち」のことで、ポテンシャルとは「想像しうる成長曲線の角度」だと考えてください。
いまどれだけ活躍されているのかはまったく加味せず、5年後、10年後のトップライターたちとの出会いを歓迎します。
写真提供:note株式会社
ライター。株式会社バトンズ代表。1973年福岡県生まれ。九州産業大学芸術学部卒。メガネ店勤務、出版社勤務を経て 1998年に独立。最新刊『取材・執筆・推敲』のほか、著書に『嫌われる勇気』(岸見一郎共著)、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』、『古賀史健がまとめた糸井重里のこと。』(糸井重里共著)などがある。構成に『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(幡野広志著)、『ミライの授業』(瀧本哲史著)、『ゼロ』(堀江貴文著)など多数。2014年、ビジネス書ライターの地位向上に大きく寄与したとして「ビジネス書大賞・審査員特別賞」受賞。編著書の累計部数は1100万部を数える。
1987年鹿児島生まれ。ダイヤモンド社勤務、フリーランスのライター・編集者を経て、バトンズに参加。構成協力に『語彙力こそが教養である』(齋藤孝著)『HELLO,DESIGN』(石川俊祐著)『92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て』(大川繁子著)など多数。書籍制作のほか、ウェブや雑誌でのインタビュー記事執筆、エッセイ執筆、メディア編集等の活動も。「不敵な大物感」(古賀・談)に満ちた20代を経て、「とにかくメンタルが強い」(同)30代を満喫している。
※講義タイトルは「予定」であり、
今後変更される場合がございます。
ダイヤモンド社9F カンファレンスホール
東京都渋谷区神宮前6-12-17 ダイヤモンドビル
<アクセス方法>
JR 原宿駅より徒歩7分、渋谷駅より徒歩12分
東京メトロ 明治神宮前駅(出口7)より徒歩2分、
表参道駅(出口A1)より徒歩10分
期日 | 2021年7月~2022年1月(全8回) |
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時間 | 各120分(第6回は補講含め180分) |
定員 | 30名 |
受講料 | 一般 / 198,000円(180,000円+税) 学生 / 88,000円 (80,000円+税) |
支払方法 | クレジットカード決済 (VISA、JCB、MASTER、AMEX) コンビニ決済 (ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ) PayPay残高 |
応募締切 | 2021年5月31日(月) 23:59まで |
選考結果の お知らせ | 2021年6月15日(火) |
※応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
もちろんです。ただし、将来的にプロのライターになる希望を持った方を優先します。
はい。学生の方々には学割料金でのお申し込みを設けています。
明確な制限は設けていませんが、あたらしい世代の方々にご参加いただけるとうれしいです。
お名前、職業、ご連絡先などのほか、志望動機と課題作文をご提出いただきます。詳しくは応募ページをご確認ください。
分野を問わず、あらゆるライターやライター志望者の方をお持ちしています。
申し訳ございませんが、お支払い後のキャンセルは受けつけておりません。
選考結果をお知らせするメール内で、受講資格者の方へ詳細な支払い方法をお送りします。外部決済サービスを利用しており、各種クレジットカード、コンビニ払いなどに対応しています。
決済システムの関係上、一括払いのみでの受付となっております。分割払いをご希望の方は、ご契約のクレジットカード会社に「あとから分割」の手続きが可能かお問い合わせください。
可能です。選考通過後、決済のタイミングでご連絡ください。
会場入り口での消毒・検温はもちろん、3人掛けの机を2名で使用することによる受講生同士の距離確保に努めます。また、常時換気を行いながらの授業となります。
原則として、会場での開催・受講のみを予定しています。ただし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況に応じて、リモートでの開催に切り替えることも想定しております。先の見通せない状況ではございますが、毎回会場までお越しいただける方のみ、ご応募ください。
すべての講義は運営側で撮影・録音し、必要に応じてシェアする予定でいます。個人による撮影・録音はご遠慮ください。
原則禁止でお願いいたします。内容に踏み込まない「感想」の発信は歓迎いたします。
現在のところ未定です。